運送業ではアルミの箱車が圧倒的に多いのですが運ぶモノによっては平積みを基本としている平ボディー車やトレーラー車があります。運搬物の上にかけるトラックシートを製作しています。

材料
ポリエステル帆布
ポリエステル繊維基布に塩ビ樹脂等で防水加工を施した合成帆布です。使用される番手は主に4号、5号、6号があります。番号が小さいほど生地が厚く強度もあります。グリーン色が1番多くオレンジ色や国防色もあります。
軽量帆布
強度は保ちながら重量と厚みを軽減した生地です。大型車のシートや荷が高くなるような場合にかぶせるようなシートは面積が大きくなりかなりの重量になります。そういったシートに軽量帆布を使うと運転手の負担軽減になります。最近では軽量片布よりもさらに軽量化を実現した超軽量帆布も少しずつ出る様になっています。
その他の材料
- 綿帆布
収縮したり防水面では合成帆布に劣りますが、通気性が高く結露はおきにくい特性があり、数は減ってきてはいるものの用途によっては使われています。 - メッシュ
メッシュのポリエステル基布に塩ビ樹脂加工をした布 - ネット(網)
ポリエチレン製 メッシュより目が大きい
形
平型シート
長方形のシートです。周囲にハトメ加工をした平シートや前を袋加工にしてロープを通して鳥居に掛けて絞れるようにした前絞りシートがあります。平シート、前絞りシートでは前側に荷が集中したり、鳥居にシートを掛けると後側のシートの幅が広すぎたりするので、シートの後側の幅を狭くして台形仕様にしたものもあります。長方形ではありませんが幌を必要としないので前袋シートも平型に含めます。鳥居の形を製作して平型シートをそれに縫い合わせて鳥居にかぶせて使用するシートです。
幌型シート
トラックの荷台の上に幌骨フレームを作りそれに帆布をかぶせてロープ等で固定するシートです。常時付けたままになるので平シート等よりは厚めの生地を用います。(※当社でフレーム製作はやっておりません)
基本仕様
- 幅継ぎ
生地と生地をウェルダー溶着で幅継ぎ防水仕様にします - 周囲縫製
端は折り返してロープ入れミシン縫製をします - ハトメ加工
ゴムロープを通したりするのにハトメ加工をします - 角補強
角には強い力が加わるので裏から当て布補強します
追加仕様
- 三角ペケット
大型等周囲ハトメだけではバタつく場合使用します - オビ
三角ペケット同様の使用方法になります - 絞りロープ
前方の鳥居にかぶせたい場合に使用します
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